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2010年01月28日

帰還する場所

昨日の内容に、
多くのメッセージをいただいたので、
僕がたどりついたことを書きます。


面接において、
「○○力」とか、「○○度」とか、
なんとなく、それっぽい、評価項目がありますけど、
それは、もっともらしく見せるお化粧に過ぎません。

僕はというと、
どんな方に対しても、
「気持ちいい挨拶ができて」
「約束を守ることができて」
「正直である」
ことの3つを感じようとしています。

それが、できないのに、いい仕事ができるとは思えません。

しかも、さっきの3つは、小学生のこども言っていることと変わりないことです。

そんな、当たり前のことが、当たり前にできない社会。
それでいて、なんとなく、それっぽいことを会話している。
それが現実なのです。


先日、以前採用のお手伝いをしていた、人材紹介会社の役員の方とランチをしました。

その会社では、月に一度、人事に関する出版物の発行と、
そのテーマにあわせたセミナーを開催されているとのこと。

たまたま、今回のテーマが「採用アセスメントツール」だったらしく、
その方は冒頭の挨拶で、
「アセスメントツールは万能薬ではありません。判断の補助ツールです。」
といったような、コメントをされたそうです。

僕もそう思います。

非常に熱心に、課題解決の方法論を探している企業は多いと思うのですが、
万能薬を求めているのも現実です。
そんなものはありません。


人の上に人をつくらず。

採用業務は採用する側の全人格が問われる場面だと思います。

その人は何ができるのか?
ではなく、
その人は何なのか?
を感じとることが求められるはずです。

こちらの感性を360度全開にして、
その人の人となりを感じ取ることが採用業務だと思います。

投稿者 sunrise : 2010年01月28日 02:10

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